客席に着き、舞台を確認すると、大きな6本の電柱。そして、その電線にこびりつくようなたくさんの蝶。舞台の広さが見えます。
実際、舞台は多くの場所、視点を表現してい、世界が狭くなかったですね。半径2mよりも、もっともっと広い興味がありました。
2度観劇させてもらいました。2度感激させてもらいました!
理由としては二つ、魅力的なキャラクターが多く、パロディ、メタネタにと笑える面白さがありました。二つ目に、たくさんの登場人物、複数の世界が絡み合うお話であったこと。時間を戻したり、アサギの父との過去が見えてくることで、時間軸の幅がギュンと広がる、ねじれることから、整理をつけたいというのもありました。
前半中盤の下ネタパレード、ダンスシーン最高にかっこ良かったです。
dモンの声が良かったです。役者さんのお話になってしまいますが、dモンがデーモンであることをなるべく予測させないように、露骨に不信感を与えないためにはあの声は必要だったと思います!良い声でしたね…、有田哲さんも素敵でした…。
前半、dモンが後藤さんのことをチラ見する瞬間があり、意識していることが見えて良かったです。
お話を見ている人にどれだけ先を読ませないかという作りであるように思えました。なので2回目では、なるほどと思えることも多かったです。(もしかしたらあまりに私が鈍いのかもしれません…)後藤さんの枕で寝てから予知夢を見始めたり…大分お話の中にdモンと後藤さんは関わって来ますから、本当に神vs悪魔だったのだなぁと思ったりもします。
ただ、その中で治たちが神や悪魔に利用されながらも(後藤さんは共闘という感じでしたが)動き回る姿が良かったです。
なかなかメチャクチャでした。かっこ良かったです!
目をつむるな、見ろ、世界を。 進め 悪夢はやがて終わる!
もっとたくさんの人に見てほしいと思えました。良かったです。
- 2017/5/28 13時〜、16時〜
- コンカリーニョ
投稿者:ミミミリン
text by 招待企画ゲスト